リモートによる計測器の検証:どこからでもアセットの状況を把握

多くのお客様が、校正プロセスの最適化や校正間隔の延長など、さまざまな形でHeartbeat検証のメリットを享受しています。今回新たに追加されたのは、当社のIIoTエコシステムNetilionでHeartbeat検証をリモート管理できるようになったことです。

いつでも、どこにいても、機器の鼓動を把握

産業用モノのインターネットは、プラントの日常業務を容易にするために設計されています。情報を利活用して、知識を解き放つことが、Endress+HauserのIIoTエコシステムNetilionの目的です。Netilionは、現場からデータを収集し、いつでもどこからでもアクセスできるようにすることで、物理的な世界とデジタル世界を橋渡しします。そして今、NetilionはHeartbeat Technologyと統合できるようになりました。つまり、どこにいても、遠隔操作で機器の検証を開始することができます。

リモートHeartbeat検証では、現場にいなくてもフィールド機器の機能を柔軟に検証できます。従来の方法に比べ、検証や校正を実施するための時間とコストの節約が可能です。さらに、標準作業要領に準拠することが出来、安全上のリスクも低減できます。この作業はリモートで行えるので、危険区域に立ち入る必要がなくなります。

Netilionを使えば、24時間体制で機器の鼓動とつながります。

Netilionによる遠隔機器検証 - どのように機能するのか?

Netilionでリモート機器検証を開始する具体的な手順の出発点は、Netilion IIoTエコシステムの中にある、デジタルサービスNetilion Healthです。Netilion Healthは、NAMUR NE 107ステータスに従ってフィールド機器からの診断情報を集約するデジタルアセット健全性管理サービスです。このサービスを利用すると、リモートでフィールフィールド機器の健全性の状態を確認でき、不調の原因やその対策に関する情報にアクセスして、フィールド機器を短時間で正常な状態に戻すことができます。

Netilion デジタルサービスは簡単です。Hearbeat 検証の開始からレポートの保存まで簡単に行えます。

Netilion Healthでは、Heartbeat検証も管理できるようになりました。Netilion HealthのサブスクリプションにHeartbeat Verificationアドオンを追加すると、フィールド機器の検証レポートを作成できるようになります。オプションで、Netilion Library(対応するファイル管理サービス)に保存することもできます。

リモート機器検証のために、考慮する必要があるもう1つのポイントは接続性です。一部のフィールド機器はNetilionに直接接続できます(流量計Promag W 800など)。その他の機器では、接続を確立するために追加のエッジデバイス(FieldEdge SGC500)が必要になります。現在、リモートHeartbeat機能は、Heartbeat Technologyに対応した機器とHARTプロトコルで通信するEndress+Hauserの流量計で可能です。Endress+Hauserでは、お客様の計装セットアップのリモート検証オプションについて、喜んでご相談に応じます。

Heartbeat 検証用の Netilion 接続オプション

機器検証とは何ですか?

リモートによるフィールド機器検証の優位点以前に、なぜフィールド機器の検証が優れた機能なのかご説明します。Heartbeat検証は、フィールド機器のセルフモニタリング機能を使用してフィールド機器の機能を検証します。これは、フィールド機器を構成している各コンポーネントが工場出荷時の仕様を満たしていることを検証することを意味しています。

フィールド機器がHeartbeat検証に合格した場合、そのフィールド機器は正常に動作している可能性が非常に高いことを意味します。したがって、そのような状態であるフィールド機器は、非常に高い確率で校正試験にも合格するでしょう。

機器の検証と校正?

では、どのような場合に機器の校正が必要で、どのような場合に検証で十分なのでしょうか?この質問には個別に回答する必要があります。Heartbeat検証を活用している一部のユーザーは、最初の校正をHeartbeat機器検証に置き換えています。また、地方自治体の要件に応じて、校正と校正の間に機器のHeartbeat検証を行うことで、校正のサイクルを延長するユーザーもいます。最終的に、Heartbeat検証は、プロセスを中断することなく、トレーサブルなデバイス検証によって最適化された校正/プルーフテストサイクルを実現できるため、品質監査規定を順守しながら生産性を向上させることができます。