スマートウォッチをIIoTソリューションに活用するための5つの方法!(最後が一番重要です)
テクノロジーはどこにでもあり、人々は現実世界とシームレスにデジタルライフを送っています。まるでSF映画のようですね。確かに、まだ個人用のホバーボードはありませんが。しかし、産業界では、50年前の人が想像していたよりも、その未来に近づいているのです。
今日では、現場で得られた関連データを、スマートウォッチやスマートフォンなど、いつも持ち歩いている標準的なデバイスと統合する方法がたくさんあります。この簡単な統合がいかに強力であるかは、すでに「#workingfromhome」 Google HomeをIIoT対応のプロセスで使用する方法という記事で紹介しています。。
私たちは、リアクティブ・ソリューションと呼ぶアプリケーションを作りました。これまでは、バックグラウンドでAPIを介してシステムに情報を要求し、目的の情報を入手しなければなりませんでした。しかし、私たちはプロアクティブなソリューションを作りたかったのです。あらかじめ定義されたしきい値が、プロセスから送られてくる現在値と積極的に比較され、重要なプロセス情報がスマートウォッチ上で提供できます。
どの様な効果があるのでしょうか?ビデオを見て、確かめてみてください。参考: フィールドアーキテクチャはNOA(NAMUR Open Architecture)規格に準拠しており、このソリューションはデータを読み取るだけで、デバイスの設定を変更することはありません。ですからセキュアにご利用いただけます。
では、5つの使い方をご紹介しましょう。
WirelessHARTによるレベル監視
レベル監視は、いつでもどこでもスマートウォッチでデータを確認できるというこのコンセプトの優れたアプリケーションの一つです。レベル監視用のWirelessHARTネットワークを制御監視系とは異なるセグメントに設置することで、コストを削減できることはすでに知られています。また、SCADAシステムに統合してプラントを常時監視することもよく見かけます。
しかし、私たちがサポートしたあるアプリケーションでは、お客様がローカルのSCADAを持っていませんでした。オペレーターはブラウザで情報を確認していました。NetilionのようなIIoTクラウドサービスとソリューションを統合することで、どちらのシナリオでもリモート通知を行うことができました。
在槽量の下限レベルに近づくと、オペレーターに通知が届き、余裕をもって準備できます。この通知は、在庫を管理する担当者へ直接送信する設定にすることもできます。このように、既存の情報から得られる価値を最大限に引き出すことができるのです。
IoTレーダーレベル計による在槽量監視
ここにも、同様のアプリケーションがあります。しかしここでは、WirelessHART通信を使った標準的なレベル伝送ではなく、Micropilot FWR30のようなIIoTレーダーレベル計を使用しています。このスマートデバイスはクラウドと直接通信するので、他の多くの「ゲートウェイ」(中間的なコンポーネント)を取り除くことができます。
こういった種類のアプリケーションは構成が簡単で、すぐに使える長所があります。このソリューションの素晴らしい応用例としては、原材料の搬送用として使われているIBCコンテナの在槽管理などがあります。在庫が少なくなれば、同様に通知を受けることができます。
流量監視
このコンセプトが非常に有用な流量監視のアプリケーションはたくさんあります。かつて私は、食品・飲料会社で天然ガスの受入れを監視する必要があるプロジェクトを担当しました。ここでは、コリオリ流量計ソリューション、ソーラーパネル、WirelessHART通信、そしてデータを視覚化するためのHMIを導入しました。
オペレーターは、会社の天然ガスの消費量を監視するために、毎日HMI経由で確認する必要がありました。今日、同じアプリケーションには、この情報をクラウドに転送する機能が追加されています。そうすることで、オペレーターがHMIの前にいなくても情報を提供することができるようになりました。
この例は、流量計測の可能性のほんの一例に過ぎません。
温度監視
ワイヤレスソリューションの対象となる最も一般的なプロセス変数の1つが温度です。鉱山や鉱工業では、温度計測ポイントが大量にありますが、今日ではこれらのポイントの多くがワイヤレス化されています。
もう一度、私の経験からの例を挙げてみましょう。ある金属工業会社のオペレーターが、特定のエリアでワイヤレスソリューションを使用したいと考えていました。なぜなら、ケーブルが過酷な環境で大きなダメージを受けてしまうからです。
当時はSCADAシステムに統合するソリューションを提供していましたが、今日ではそれをクラウドで行い、関連するデータをわかりやすく提供することができるようになりました。また、スマートウォッチやスマートフォンなど、私たちが想像するあらゆるスマートデバイスに通知を送ることもできます。
水質監視
河川のような自然の水域も、タンクのような産業の水域も、水質を定期的に監視する必要があります。いずれの場合も、IoT対応のデバイスを使用して、すべての情報をクラウドで利用できるようにすることができます。
次に、WebhookやAPIを使ってスマートウォッチをシステムに統合し、水質に関するすべての関連情報を収集することができます。もしあなたの家の庭に池があるのであれば、その水質も監視できます。😊。
IIoTソリューションのためのスマートデバイスの使い方
NetilionのようなIoTエコシステムのAPIを使えば何でも可能になります。このビデオでは、私の同僚であるアレックスが、IIoTソリューションをスマートフォンおよび/またはスマートウォッチと統合する方法について、ステップバイステップで説明します。
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楽しんできてください。