IIoTアプリケーションにおけるフィールドコミュニケーターの重要性とは?

工場内で常に1つのツールしか持ち運べないとしたら、フィールドコミュニケーターに手を伸ばすと思います。しかし、IIoTソリューションではどのように活用できるのでしょうか?

計装機器を直接扱っている人なら、フィールドコミュニケータが機器の設定、診断の確認、問題のトラブルシューティングに欠かせないツールであることはご存じでしょう。もちろん、多くの工場では、現場の技術者やエンジニアがローカルディスプレイでそれらの作業を行っていますが、それには時間がかかります。

旧来のフィールドコミュニケーターは、常に接続する機器のデータベースの更新が必要なため、時として面倒なことがあります。新しい世代のコミュニケーターでも、この問題に直面することがあります。

今日は、フィールドコミュニケーターが、一つの作業のための道具から、現場で毎日使うための幅広い可能性を与えてくれる産業用タブレットに進化したことについてお話ししましょう。

クラシックなフィールドコミュニケーターからマルチタスクな産業用タブレットへ

私たちは、フィールドコミュニケーターを丁寧にもいろいろと呼びます。HART通信端末と呼ぶ人もいれば、FF通信端末やハンドヘルド端末と呼ぶ人もいます。

これらのツールは、最初にHARTデバイスをセットアップするために生まれたので、しばしばHARTコミュニケーターと呼ばれます。その後、Foundation Fieldbus機器にも使用されるようになり、「FFコミュニケーター」という名称が定着しました。

今日、フィールドコミュニケーターは多くのプロトコルとネットワークを扱うことができます。さらに、私たちの武骨で制限のあるハンドヘルドは、セットアップ、診断、トラブルシューティング以上のものを提供する整然としたタブレットになりました。

さて、私のほうからはもう十分です。同僚のJovanaを呼んで、もっと詳しく話してもらうことにしました。このビデオには、Netilion EcosystemのようなIIoTソリューションを備えた産業用タブレットについて知るべきことがすべて詰まっています。

Jovanaのビデオでは、フィールドコミュニケーターに関する優れた概要と、Field Xpert SMT70のような産業用タブレットが、いかに私たちの仕事に革命をもたらしているかについて説明しています。ここでは、産業用タブレットが標準的なフィールドコミュニケーターよりも日常業務に適していることを確認しましょう。

産業用タブレットの効率化の例

故障した機器を確認するとき、見つけた機器の状態を記録しておくと便利です。百聞は一見にしかず、カメラで撮影しておくと便利です。最終報告書に写真を追加することで、完全かつ正確な状況をファイルに残すことができます。

Field Xpert SMT70とNetilion Libraryなどの産業用タブレットとIIoTサービスを利用すれば、簡単に多くの時間を節約することができます。まず、同じツールでデバイスの設定にアクセスし、すべての情報を確認することができます。

次に、内蔵カメラを使って、タブレットでフィールドデバイスが設置された状況を即座に記録することができます。最後に、Netilion Libraryを使って、これらの写真をデバイスフォルダに保存すれば、チーム全員がアクセスできるデバイスの履歴ができあがります。

また、ノートパソコンを持ち歩いたり、デスクトップパソコンに戻ったりすることなく、同じ産業用タブレットで報告書を作成することができます。つまり、あらゆることに対応できるツールなのです。その柔軟性によって、日常生活の時間が大幅に短縮され、効率もぐんとアップします。

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ご安全に!また次回お会いしましょう。

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